2007年ふゆじたくきとねいちはダイキ(タイコ)のプロデュースでした。
夕暮れ時にはティピの前で、ターボーさんの歌にあわせてジェンベをたたき、
小雨の日暮れすぎには、急きょ場所を奥のステージに移してモンゴルの伝統楽器「馬頭琴」奏者のカオリさんとのユニットで演奏。
その後は、焚き火のまえでみんなでタイコの音を出し合い、踊る人、見る人、暗がりの中で燃え上がる火がなまめかしいひかりを放っていた。
その「場」で音を作っていく、ダイキのきとねいちでの行為。
私も昔、「習ったことを何回も練習して発表する」のが音楽だと思っていたし、「聞く時は静かに」するもんだと思っていた。そういう音楽もある。
けれど、その時、その場にしか現れない空気も含めたあの感じに集中し、グルーブをうねらせ、音を出し合い会話する。うまく言えないけれど、それが彼の音楽のような気がする。
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